Monday, July 29, 2013

AndroidStudioが「Guilding XXX Gradle project info」で止まる

前回、AndroidStudioの起動まで意味もわからずできたが、その後プロジェクトの新規作成で「Guilding XXX Gradle project info」というポップアップが出て以降進まなくなった。

ログを見てみると相変わらず「WARN - .intellij.util.EnvironmentUtil - timed out」が出ている。

EnvironmentUtil#L132で環境変数$SHELLをとってから「-l -c /usr/bin/printenv」をしている。
$SHELLが/bin/bashをさしてたけども、そこを普段使っているzshをさすように.zshrcに「SHELL=/bin/zsh」とかして環境変数を変更したら無事プロジェクト作成まで完了した。

今回もよくわからず。。


Tuesday, July 23, 2013

Android TextView get/setGravityの指定方法

TextViewの位置揃えに使うget/setGravityの記述方法でややはまった。

文字を左寄せにしようとしてsetGravity(Gravity.LEFT);とか書いた後にgetGravityすると最初に指定した値と全然違うものが帰ってくるのだ。色々原因を調べてみたのだが、どうやら、segGravityには水平、垂直方向両方の指定がなされる事を前提としているらしい。なのでsetGravityには水平、垂直方向両方の指定をするか、getGravity時にマスクをかけて任意の方向の値指定のみを取得する必要があるらしい


//Gravity.Leftのnumeric表現は3
textView.setGravity(Gravity.LEFT);
final int gravityValue = textView.getGravity();
//gravityValue に3を期待するが実際は51が帰ってくる

//正しくは以下のように水平、垂直方向両方の指定をする
textView.setGravity(Gravity.LEFT|Gravity.TOP);

//もしくはgetGravityした値に対して任意の方向のマスクをかけると垂直、水平方向のみの値が取得できる
final int horizontalGravityValue = textView.getGravity & Gravity.HORIZONTAL_GRAVITY_MASK; //水平方向の値指定のみ取得
final int verticalGravityValue = textView.getGravity & Gravity.VERTICAL_GRAVITY_MASK; //垂直方向の値指定のみ取得


TextView#L2816(バージョン4.2.2)
ソースを眺めたら、setGravityでは垂直方向の指定がなされていない場合はGravity.TOP, 水平方向の指定がなされていない場合はGravity.STARTを自動的に指定する模様。

Sunday, July 21, 2013

Android タッチ時に対象Viewに枠線をつける(特殊編)

前提:
今回取り扱う問題は以下のちょっと特殊なViewで発生した話です。通常のViewでは発生しない問題かと思います。
* 自前で拡張してドラッグ&ピンチズームアウトされる
* ドラッグやピンチに従って自領域と座標を再描写し続ける

AndroidでViewをタッチしたときに色を変えたり枠線をつけたりというのはよくある話で、selectorを用意してitemのstate_pressedとかでshapeを書くような感じになると思うのですが、今回はitemのandroid:state_xxxで対応仕切れないタッチイベントの制御をしたかったのでそれらxml群は捨て、Viewを拡張して直接onDrawをいじる事にした。


private static final BACKGROUND;
private static final BORDER;
static {
    BACKGROUND = new Paint();
    BACKGROUND.setColor(Color.argb(192, 255, 0, 0));
    BORDER = new Paint();
    BORDER.setStyle(Paint.Style.STROKE);
    BACKGROUND.setColor(Color.WHITE);
}

@Override
protected void onDraw(Canvas c) {
    super.onDraw(c);
    c.drawRect(0, 0, c.getWidth(), c.getHeight(), BACKGROUND);
    c.drawRect(0, 0, c.getWidth(), c.getHeight(), BORDER);
}


素直にこんな感じのコードを書いたのですが、いざ動かしてみるとゆっくりドラッグしたとき不規則に枠線のゴミが残る。。(昔のWindowsでマシンの応答が悪いときにウィンドウをグリグリしたときみたいな感じ)

で、該当Viewの領域はドラッグに合わせて絶えず移動しているので、移動によって枠線が自分の領域の外になってしまい、そこの部分の再描写がかからずにゴミが残ってるのではという仮説の元


@Override
protected void onDraw(Canvas c) {
    super.onDraw(c);
    c.drawRect(0, 0, c.getWidth(), c.getHeight(), BACKGROUND);
    c.drawRect(1, 1, c.getWidth()-1, c.getHeight()-1, BORDER);
}

枠線を無理矢理Viewの領域の中に入れてみたらうまくいった。快適。

Android Studioが起動しない

ローディングの画面で止まったり、その次のWelcome to Android Stuioの画面で固まったして全く進まなかったのが進むようになった話。結論から書くと僕の場合は普段zshなのだけどbashからApplications/Android Studio.app/Contents/MacOS/studioを叩いたら動いた、全く意味が分からない。

前提:
OSX
AndroidStudio AI-130,737875
JDK 1.6.0_33

WARN - .intellij.util.EnvironmentUtil - timed out
どうにもこうにも進まないので~/Library/Logs/AndroidStudioPreview/idea.logを確認したところ、起動直後にこのログが出てた。


https://android.googlesource.com/platform/tools/idea/+/934b9431b0b827a132df794e307fe5a2b70de00b/platform/util/src/com/intellij/util/EnvironmentUtil.java
でちょっとソースを追ってみると、ここのL134のコマンドが帰ってきてなくてプロセスをtimeoutさせてるらしき事が判明。

手元で該当コマンドを叩いても結果は帰ってくるものの中身が全くからだったので何となくbashから叩いてみると結果がちゃんと帰ってきた。そこで、もしかしたらbashからAndroidStudio叩けば動くかなーと思って最初の展開。全く意味が分からないがとりあえず動いた。





Monday, July 1, 2013

クリーンコードその2の1

記憶する要素が少ないコード

コードを読むときは式や条件を一つ一つ頭の中のスタックに詰め込んでいく事になりますが、一度に頭の中に覚えておける要素って何個くらいなのでしょう。体感では5−6個程が限度かなという気がします。あまり多いと最初に読んだ条件式などがすっぽ抜けて泣く泣く最初から読み直したりする事になるわけです。なので、頭の中に覚えておかなければならない事が少ないコードは良いコードだと思います。

ガード条件を使って例外を速攻切り捨てる

以下は、恣意的な例ですがDVDレンタルのお店で、ある人物がDVDを借りられるかを判断するな処理です。このような書き方だと、ifに該当しなかったデータがそのまま捨てられるのか、またはelse文が出現して別の式によって処理されるのかほぼすべての条件を舐めないと決定できません。今取り扱っているデータと、コード中のほぼすべての式を頭の中でスタックしないと読めないコードであり、最初の1スタックが飛んだりすると一から読み直しになってしまいます。また、メイン処理(この場合会員にDvdを貸し出す処理)が膨大な条件の中に埋もれていて、大事な処理が全く目立たないコードでもあります。

if (aPerson != null) {
    if (aShop != null) {
        if (dvd != null ) {
            if (aShop.isKnowingPersonAsMember(aPerson.getId()) {
                DatingSlip datingSlip = null;
                 if (aDvd.isXrated()) {
                    if(aPerson.isAdult()) {
                        datingSlip = aShop.lend(aPerson, aDvd);
                    } else {
                        throw new PermissionDeniedException();
                    }
                } else {
                     datingSlip = aShop.lend(aPerson, aDvd);
                }
                aShop.addDatingSlip(datingSlip);
            } else {
                throw new PermissionDeniedException();
            }
        } else {
            throw new NoSuchDvdException();
        }
    } else {
        throw new IllegalArgumentException();
    }
} else {
    throw new IllegalArgumentException();
}

この処理はガード条件を使って業務例外ケースをどんどんはじいていく事でかなりシンプルに出来ます。メイン処理に不適格なデータはその場で捨てられるため、そのステップ以降で、その条件について気にする必要がなく頭の中の記憶量もごく少なく済みます。


if (aPerson == null || aShop == null) {
    throw new IllegalArgumentException();
}

if (aDvd == null) {
    throw new NoSuchDvdException();
}

if (aShop.isKnowingPersonAsMember(aPerson.getId()) {
    throw new PermissionDeniedException();
}

if (aDvd.isXrated() && !aPersion.isAdult()) 
    throw new PermissionDeniedException();
}

DatingSlip datingSlip = aShop.lend(aPerson, aDvd);
aShop.addDatingSlip(datingSlip);